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ネットワールド、オランダRedSocks社の標的型攻撃対策製品「RedSocks MTD」を発売

 RedSocks社のハードウェアアプライアンス「RedSocks MTD」製品は、全てのアウトバウンド・トラフィック(企業や組織からインターネットへの通信)を監視し、標的型攻撃による情報漏洩の危機となる通信を、リアルタイムに、検知・通知可能な製品だ。

 同社によると、サイバー攻撃に関する情報共有や交換のため策定された技術仕様であるSTIX/TAXIIにも近々対応予定で、同じく対応する他社ファイアウォール製品などと連携し、リアルタイムに、検知と同時に、自動遮断までするソリューションも実現予定だという。

検知の仕組み――「RedSocks Malware Threat Defender」

写真:RedSocks社 Founder&CSO  Pim Cornelissen(ピム・コーネリッセン)氏
サンドボックスでは防ぎきれないマルウェア侵入問題を「RedSocks MTD」はカバーする。インターネットへの出口(アウトバウンド)でリアルタイムに、情報が詐取される通信を正確に発見することをコンセプトに開発されたユニークな製品だとしている。

写真:RedSocks社 Founder&CSO
Pim Cornelissen(ピム・コーネリッセン)氏
サンドボックスでは防ぎきれないマルウェア
侵入問題を「RedSocks MTD」はカバー
するという。

 「RedSocks MTD」アプライアンスを、インターネットへの出口であるファイアウォールやルーターなどのミラーポートに接続。IPトラフィック情報を収集するためのネットワーク・プロトコルであるNetFlow/IPFIXにより、全てのアウトバウンドのパケットの中から必要なフロー情報(送信先のIPアドレスやURL、デバイスの送信元IPアドレス、MACアドレス、ポート番号、プロトコル)を抽出して保有する。

 この情報を、RedSocks社が擁するエキスパートチーム「The Malware Intelligent Team」から、30分に1回の高頻度で送られてくる信頼性の高いC&C(コマンド&コントロール)サーバーの情報と照合(マッチング)して、マルウェアによるC&Cサーバーへの通信をリアルタイムに検知して、管理者に即時に通知する。

 感染した端末の特定、マルウェアの種類、送信先のIPアドレスやURLの早期把握が可能で、社内のコンピュータセキュリティインシデント対応チームCSIRT(シーサート)やSOC(セキュリティ・オペレーションセンター)サービスの早期対応と、情報漏洩の被害拡大の最小限化に有効だとしている。

「RedSocks Malware Threat Defender」の販売について

  • 販売 / 出荷開始:2015年7月16日
  • 販売経路:ネットワールド販売パートナー経由
  • 参考定価(帯域幅により、金額が異なる)*150Mbpsまでの場合:アプライアンス + 初年度サブスクリプション: 4,230,000円(税別)/次年度サブスクリプション: 1,395,000円(税別)

 

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