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標的型攻撃というモグラたたきゲームを攻略する


 ゲームセンターでモグラたたきゲームをするとして、例えば、モグラが100匹いたらどうだろう。そんなゲームだとすれば、いくら集中していても、モグラが顔を出した事さえ気がつかないだろう。これは、1万台のPCでメールを読んだりWebサイト閲覧ができる環境で、標的型攻撃に備える体制がある場合の状態と同じかもしれない。もちろん、モグラが顔を出す前に「振る舞い検知」や「サンドボックス」で検知することも可能かもしれないが、一定の効果は期待できるものの万全とはいえない。

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この記事の著者

三輪 信雄(ミワ ノブオ)

日本の情報セキュリティビジネスの先駆けとして事業を開始し、以降情報セキュリティ業界をリードしてきた。ITセキュリティだけでなく物理セキュリティについても知見があり、技術者から経営者目線まで広い視野を持つ。政府系委員も数多くこなし、各種表彰、著書・講演も多数。2009年から総務省CIO補佐官を務める。
S&J株式会社 代表取締役

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