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見出しや表の先頭で思い通りに改ページを行う方法を紹介します。
概要
見出しの先頭で次ページへ送るために[Ctrl]+[Enter]キーを押した際、以下の図のように、前のページに見出しスタイルが残って困ったことはありませんか?
また、表の最初(サンプルファイルでは「Word」セルの先頭)にカーソルを移動して[Ctrl]+[Enter]キーで改ページすると、下の図のように空白1行が挿入され、2行目から表が始まってしまいます。
ところが、表の開始位置をページの先頭にするために、1行目の改行を削除すると改ページ前の状態に戻ってしまいます。このように改ページにまつわるイライラを経験したことはありませんか?
これらの問題は、「段落前で改ページする」ことによって一気に解決できます。
本稿では、見出しや表のはじめで改ページの方法について紹介します。
操作手順
- サンプルファイル「sample.doc」を開きます。
- 改ページを行いたい場所にカーソルを移動します。ここでは、1ページ40行目の見出しの先頭に移動します。
- [書式]-[段落]を選択します。
- [段落]ダイアログボックスの[改ページと改行]タブを開き、[段落前で改ページする]にチェックを付けて[OK]ボタンをクリックします。
- 前ページに見出しスタイルが残らずにきれいに改ページできました。
備考
[Ctrl]+[Enter]キーで行う改ページは通常の段落でのみ行い、見出しや表などの特殊な場所の前での改ページは、段落前で改ページするのがポイントです。
もし「見出し1」など、大見出しの前に必ず改ページを行いたい場合は、その見出しスタイルに段落前で改ページするように設定します。
まずその見出しにカーソルを移動し、[書式]-[スタイルと書式]を選択して、[スタイルと書式]作業ウィンドウから「見出し1」を右クリックします。
[スタイルの変更]を選択し、ダイアログボックスの[書式]ボタン-[段落]の設定で「段落前で改ページする」ように処理するとよいでしょう。
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- この記事の著者
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小濱 良恵(コハマ ヨシエ)
Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office や Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Mic...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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