CIC=デロイト版スーパーアドバンスドSOC

―そういえば、各国のCICのみなさんは、「キック」と呼んでいますが、あなたは「シーアイシー」と呼んでいますね?
Adam「カナダでキックと呼ぶと、ジョークにされるんですよ。蹴る(=Kick)と発音が似ているでしょう?だから僕はシーアイシーと呼んでいます。簡単に説明したいときはデロイト版のSOCですと言っています」
―私も一連の取材を通じてSOCという説明でもいいんじゃないかな、と思ったのですが(笑)。
Adam「最初はSOCとして始めて、そこに『インテリジェンス』という付加価値をつけたため、途中からSOCいう表現とは異なってきました。そこで、アドバンスSOCとか、スーパーアドバンスSOCとか呼ばれていたのですけど、デロイトとしては何かブランディングになるような名前をつけたいということで、しかもサイバーという言葉を使いたいということでこの名前ができあがったんじゃないかと思いますね。
クライアントの脅威に対して、『インテリジェンス』を予防や監視に活用する点や、監視だけではなくてその後の『回復』まで支援するところは、やはりSOCとCICが大きく違うところなので、その違いを説明するように心がけています」
―各国のCICの方に話を聞いてきましたが、だんだんCICとSOCの違いがわかってきたような気がします。どうもありがとうございました。
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Security Online編集部(セキュリティ オンライン ヘンシュウブ)
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