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2016年第3四半期 国内クライアントPC出荷台数は前年同期比6.3%増の252万台――IDCが発表

  2016/11/24 14:00

 IDC Japanは、日本国内におけるクライアントPC市場出荷実績値について発表した。この調査は、IDCが実施したPCベンダー調査、ユーザー調査、販売チャネル調査などをもとに、独自の分析を行い算出したもの。ここでいう国内のクライアントPC市場には、デスクトップPC、ポータブルPCが含まれ、x86サーバーは含まれない。

ビジネス市場は前年同期比10.0%増の161万台

 2016年第3四半期(7月~9月)の国内クライアントPC出荷台数は、ビジネス市場が161万台、前年同期比10.0%増、家庭市場は91万台、同比0.2%増、計252万台、同比6.3%増となった。

 今期は、2014年第2四半期(4月~6月)以来初めて前年同期比で増加となった。ビジネス市場では大型案件が増加したこと、またWindows 7プリインストールPCの特需があったことが二桁成長に貢献した。家庭市場では、出荷チャネルの多様化が進んだ結果、家電量販店向け出荷は弱かったものの、他のチャネルで補完する結果となった。ベンダー別にみると、特にデル、富士通、ASUSの出荷台数の伸びが市場全体の成長に寄与した。

ベンダーシェア トップ2の順位は不動、3位は4位と僅差でHP Inc.

 上位5社のベンダーシェアでは、HP Inc.が3位に返り咲いた。4位のデルとのマーケットシェアの差は僅か0.3ポイントだった。上位5社の内、富士通、デル、HP Inc.がビジネス市場および家庭市場で前年同期を上回った。NEC レノボ グループと東芝は、全体ではマイナス成長となった。

 NEC レノボ グループは、ビジネス市場で前年同期比6.9%増、家庭市場で同比28.4%減となり、全体では8.4%減となった。

 富士通は、ビジネス市場で前年同期比21.2%増、家庭市場で同比10.1%増、全体で18.3%増となった。

 HP Inc.は、ビジネス市場で前年同期比16.4%増、家庭市場で同比4.1%増、全体で14.8%増となった。

 デルは、ビジネス市場で前年同期比21.8%増、家庭市場で同比104.7%増、全体で39.5%増となった。特に家庭市場では、家電量販店向け出荷が順調に伸び、今期の高い成長率に貢献した。

 東芝は、ビジネス市場で前年同期比3.5%減、家庭市場で同比5.7%減となり、全体では4.5%減となった。

 IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション グループマネージャーの市川和子氏は、「家庭市場では、Windows XPサポート終了に伴う需要が終息した後、長らくマイナス成長が続いていたが、ここにきて前年同期比でフラットとなった。しかし、これを本格的な復調の兆しとみるかどうかの判断は慎重にしたい。今年の年末年始商戦の結果が出るまで判断を待ちたい。一方、ビジネス市場では、XPサポート終了時に購入されたPCの買い替えが徐々に開始される時期がきているので、今後成長フェーズへと突入する可能性が高い」と分析している。

参考資料:2016年第3四半期 国内クライアントPC出荷台数 トップ5ベンダーシェア、対前年同期成長率・実績値
(作成:IDC Japan)  

 今回の発表は、IDCが発行する「国内PC市場 2016年第3四半期の分析と2016年~2020年の予測」にその詳細が報告され、2016年第3四半期の国内PC市場実績と2016年~2020年の市場予測が掲載される。

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  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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