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企業の動画利用のコツ―高画質な動画を作成するにはツールが必須

  2011/10/04 07:00

動画の利用が当たり前になり、個人レベルだけでなく、企業においても利用されつつある。本稿では、企業のマーケティング活動で動画を利用するための動画キャプチャソフトを紹介したい。

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動画の利用が当たり前の時代に

 動画共有サイトのYouTubeが登場したのは2005年。いまやPCやスマートフォンだけでなく、インターネットに接続したテレビがあれば、投稿されている動画を自由に観ることができる。当時は個人が動画を投稿し、それを他のユーザーが閲覧するというスタイルのみだったが、いまでは企業などの公式コンテンツも多数あり、先進的な企業が自社サービスや製品のPRにもYouTubeを活用している。

 YouTubeが広く利用されるようになった理由の1つには、YouTubeの動画コンテンツをブログやWebページに簡単に貼り付けられることが挙げられるだろう。これにより、YouTubeのサイトにアクセスせずとも、動画の閲覧が可能となる。つまり、YouTubeに投稿された動画が、ブログや自社Webページのコンテンツの1つに簡単になるわけだ。

 さらに、Twitterなどを利用することで動画情報を容易に共有でき、情報を拡散することもたやすい。そして、最近流行のFacebookにも、動画を共有する仕組みはある。Facebookの中でYouTubeに投稿した動画コンテンツのURLを共有することもできるし、Facebookに動画コンテンツを直接アップロードすることも可能だ。このように、動画データさえ用意できれば、それを幅広い人に簡単に見てもらうためのインフラが、いまは十分に揃っているというわけだ。

新たに動画マーケティングという言葉も登場

 個人レベルでの「こんな面白い動画が撮れました。みなさん観てください」という使い方から、YouTubeは普及した。個人の情報共有ではなく、企業などの場合にはどのような利用方法があるだろうか。まず思いつくのは、テレビCMなどを利用している企業であれば、その映像をYouTubeに載せてしまえばいい。これで、高額なCM放映費用をテレビ局に支払うことなく、自社製品やサービスを多くの人に紹介することができる。もちろん、ただYouTubeにコンテンツを載せるだけでなく、そのCM動画を多くの人に再生してもらえるよう何らかの誘導の仕組みは必要となる。

 YouTubeを利用せずとも、いまならAdobeのFlashなどの技術を使えば、自社のWebサイトにも容易に動画を貼り付けることができる。その際には、たんに何回動画が再生されたかだけでなく、どこのリンクから動画の閲覧に至ったのか、そしてどのようにユーザーは動画を再生したのかといったことを細かく分析することも可能だ。こういった情報から顧客のニーズを探り出し、顧客の集客や購買につなげるという新たなビジネスを行うことになる。この動画を使った一連のビジネス活動を、最近では「動画マーケティング」などとも呼ぶ。

 動画は、上記のような製品やサービスのプロモーション活動に利用する以外にも、操作マニュアルのようなものを動画にして活用する方法も出てきている。最近では、手間暇かけて紙の分厚いマニュアルを作成しても、なかなか利用してもらえない。そのためもあってか、電化製品などを購入しても、分厚いマニュアルは添付されておらず、詳細はPDFのマニュアルをダウンロードしてくれというようにし、コスト削減する場合も多い。そうなると、よっぽどのことがない限り、わざわざダウンロードしてマニュアルを参照することもなくなる。

 さらに、テキストと画像だけで多機能で複雑な操作方法を分かりやすく説明するのは大変だ。これに対し、実際に製品なりを利用している様子を動画にして提供できれば、使い方は一目瞭然。回りくどい説明文章などもないので、ユーザーに使い方を誤解されることも少ない。さらに、動画なら言語の壁も乗り越えやすい。文書のマニュアルであれば、まずは日本語で制作し、それを翻訳して英語版を作成することになるだろう。手間とコスト、時間をかけなければ、対象となる言語圏の人に情報を伝えることは難しい。これが動画なら、いちいちすべての手順を翻訳せずとも、おおよそのことは他言語圏の人にも伝わるだろう。そうなれば、本当に重要なポイントだけを翻訳したコンテンツを用意すれば、すばやく情報を世界中に伝えられる。

 実際、フランチャイズ展開しているようなサービスでは、新たな商品の説明などに動画を取り入れ配布している事例も多数ある。あるいは、製造業などでも本社と海外工場との情報共有に、文書や設計図だけでなく動画を用い、言語の壁を乗り越えた密なコミュニケーションを始めている企業も出てきている。


著者プロフィール

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター かつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリストとして、クラウド、データベース、ビッグデータ活用などをキーワードに、エンタープライズIT関連の取材、執筆を行っている。

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