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『ビジネス・モデル・ジェネレーション』--デブサミで紹介された活用手法

  2012/02/27 00:00

9つのビルディングブロックとビジネスモデル・キャンバス

9つのビルディングブロック
9つのビルディングブロック

 9つのビルディングブロックとは「顧客セグメント」「顧客への価値提案」「チャネル」「顧客との関係」「収入の流れ」「主なリソース」「主な活動」「主なパートナー」「コスト」だ。それぞれのブロックの埋め方について、Clark氏は次のように説明する。

 「顧客セグメント」のブロックでは、その組織の顧客が誰かを考える。Clark氏によると、どんな組織にも顧客が存在し、その中でどの顧客が一番大切かを見極める必要があるという。「価値提案」で考えるのは、顧客がその組織の何に対してお金を出そうとするのか、何にメリットを感じているかという点だ。「チャネル」とは、顧客と関わる接点のことで、見込み客との接点、見込み客からの評価という接点、商品やサービスの購入という接点、顧客に価値を届けるという接点、そして顧客へのアフターサービスという接点がある。「顧客との関係」では、どのような手段で顧客と関係を保つのかや、顧客獲得において重視するポイントを考える。「収入の流れ」では、顧客が何に対して料金を支払っているかを示す。

 「主なリソース」とは、人材、モノ、資金、知的財産だ。キャンバスに記入する際は、差別化ポイントとなる重要なリソースのみをピックアップする。「主な活動」は、顧客に価値を届けるためにその組織が行っている活動を考える。「主なパートナー」は、組織がリソースや活動をすべて同一組織内でまかなうことがない限り必ず存在するものだ。そして「コスト」は、文字通りリソースや活動、パートナーにかかるコスト、つまりビジネスを回すためのコストとなる。

 Clark氏は、「ビジネスモデルをゼロから作る時、また変更したい時は、ビジネスモデル・キャンバスを使ってブロックの中身を付箋紙などのメモで埋め、ある顧客がいなくなると他のブロックにどのような影響があるかを考えてビジネスモデルを分析するとよい」と述べた。

ビジネス・モデル・キャンバス
ビジネス・モデル・キャンバス

著者プロフィール

  • 藤本 京子(フジモト キョウコ)

    フリーランスライター。米国の大学院で言語学修士号を取得したのち、米出版社や東京都内の英文雑誌出版社、オンラインメディア企業などで記者として勤務。独立した今は、ITやWebビジネスを中心に執筆と翻訳を手がける。IT以外の得意分野は英語ネタとオフィス(主に社食)ネタ。

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