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アウトプットを意識した実践的ロジカルコミュニケーションのすすめ

  2007/08/29 13:00

 自らの意思を論理的に正しく表現する技術は、ITプロに限らずあらゆるビジネスマンのサバイバルスキルになりつつあります。この連載では、自分の手や口、そして脳を使って、具体的なアウトプットの方法を実践的に体得する方法を解説していきます。

論理思考は相手と理解しあうための思考の共通基盤

 最近、日本でも、ビジネスパーソンの必須スキルとして、論理思考が重要視されるようになってきました。もともと欧米では、高校の授業に組み込まれるほど一般的な素養です。欧米に限らず、インドや中国など多民族で構成される社会では、それぞれ生活規範や常識が異なるため、しっかりと自分の意思を持ち、それを正しく表現する手段を身につけていないと自分の存在や生活が危うくなる…そのような環境で、論理思考は、身を守るためのサバイバル・スキルであるといっても過言ではありません。

 皆さんの中にも、海外のエンジニアやアウトソーサー(受託企業)と協業する機会のある人がたくさんいらっしゃると思います。プロトコルとして論理思考を身につけておくと、彼らとよりスムーズな意思疎通が行えるはずです。また、日本を舞台に活躍するエンジニアにとっても、業種や業態はもとより、社風の異なる企業や、価値観の異なるお客様との間に、共通基盤として論理思考を活用すれば、合理的なコミュニケーションが実現するでしょう。

 さて、論理思考は、あくまで思考のための方法です。自分の思考をしっかりと確立することも大切ですが、どんなに素晴らしい考えでも、頭の中にとどめておくだけでは周囲に対して役立てることができません。アウトプットしてはじめてその価値が認められるからです。ビジネスの現場では、「考える」にとどまらず、アウトプットするところまで一気通貫しないと意味がありません。

 本連載では、アウトプットまでを強く意識し、

 「論理思考」+「コミュニケーション」=「ロジカル・コミュニケーション」

 をテーマとしています。単に知識や教養として身につけるのではなく、是非、各自で実践してその効果を実感し、自分の手や口を使って、その具体的なアウトプットの方法を体得してください。

ロジカル・コミュニケーションの鉄則は『習うより慣れろ』

 では、どうやって「論理思考」に慣れるか?

 論理思考、ロジカル・コミュニケーションは、大変ポピュラーな研修科目なので、世に習得のためのアプローチやツールはたくさんありますが、この連載では、皆さんが、日常生活の中で、「手軽に試すことができる」ということをモットーとし、各種の手法やツールを、小さなパーツに分けて紹介します。

 「論理」とか「ロジカル」と聞くと、なんだか、理屈っぽいと感じる人もいるでしょう。また、得体が知れない故に、大袈裟に捉えがちです。が、日々の仕事で使える、ちょっとしたTipsやHacksのような感覚で、身構えずにトライしてください。無意識に手が動いたり、自然に口から出るようになれば、しめたものです。

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