工場IoTなど、産業における無線ネットワークの活用が拡大する中、次世代のネットワークである5Gを産業システムで利用することの検討が進んでいるという。このような状況においては、企業のネットワーク構築にかかるコストや拡張性が課題となる。
こうした課題への対応策として、NECはAWS上で運用できるモバイルコアソリューションを提供する。これによりユーザ企業は、通信事業者のネットワークで求められる高信頼・高品質と、クラウドにおける柔軟性・迅速性・効率性を両立するモバイルネットワークを、産業システム領域で利用できるようになるという。
このソリューションは、現在、通信事業者で稼働している高い信頼性を実現したNECの仮想化モバイルコア製品をベースに、オンプレミス環境とAWS環境の双方で動作可能なモバイルコアソリューションとして構成したものになる。
ソリューションにより実現されること
・コアネットワークの制御信号を処理する機能をクラウド上に集約し、ユーザデータを処理する機能を持つ装置を企業側へ配備して、企業毎の専用モバイルネットワークを実現。
・制御機能をクラウド上に集約することにより、企業のネットワークの設計・設定・監視・運用をマネージドサービスとしても提供可能。
・企業向けのネットワークとしてモバイルを活用することで、有線敷設の負担を解消し、臨時のネットワーク敷設にも迅速に対応が可能。
・企業の専用モバイルネットワークから公衆ネットワークへシームレスな接続が可能となり、時間や場所の制約に縛られない環境を実現。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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