英ソフォスは、Chrome OSデバイス向けの新たなセキュリティ機能を搭載するとともに、AndroidおよびiOSデバイス向けにモバイル脅威防御機能を向上した「Sophos Intercept X for Mobile」を、1月14日(現地時間)に発表した。
「Sophos Intercept X for Mobile」は、Windows、macOS、サーバー向けの「Intercept X」と同様のディープラーニングマルウェア対策技術を活用し、既知のマルウェアやこれまでに検出されたことのないモバイルの脅威から、ユーザー、デバイス、データを保護する。
インターフェースも刷新されており、簡単にセキュリティ機能を管理できるようになっているほか、障がいを持つ人のためのアクセシビリティも向上している。
デバイスセキュリティ機能としては、ジェイルブレイク、ルート化、オペレーティングシステムのバージョンなどを検知する。違反があった場合はユーザーおよびIT管理者に通知し、自動的に対策を実行するコンプライアンスチェック機能を備える。
ネットワークセキュリティ機能としては、WebフィルタリングとURLチェックによって、既知の不正なサイトへのアクセスを停止し、不適切なコンテンツからのユーザーの保護を可能にしている。また、SMSフィッシングを検出し、悪意のあるURLを検出する機能も搭載する。
アプリケーションセキュリティ機能としては、Sophos MobileやMicrosoft Intuneといった統合型エンドポイント管理(UEM)ソリューションと連携。管理者は条件付きのアクセスポリシーを作成することで、脅威が検出された際にアプリケーション、データ、企業リソースへのアクセスを制限できる。
Chromebook向けセキュリティ機能としては、不適切で悪意のあるWebコンテンツからの保護や、アプリのホワイトリストとブロックリストを提供し、管理者がデバイスの状況と構成を報告可能な機能を備えている。
なお、「Sophos Intercept X for Mobile」はクラウドベースのSophos Centralプラットフォームだが、スタンドアロンライセンスとしても利用できる。また、追加のエンドポイント管理機能として「Sophos Mobile 9.5 UEM」にバンドルされ、統合型モバイル脅威制御ソリューションを実装する包括的で安全なUEMプラットフォームを提供する。
そのほか、個人使用に適した無料の「Intercept X for Mobile」も提供している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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