EY、SAP、Qualtricsの3社は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への対策を講じている世界各国の政府に対する支援提供で協力することを、4月9日(現地時間)に発表した。
EYは、QualtricsおよびSAPソリューションの導入を担当する。
今回、提供されるソリューションは「Qualtrics COVID-19 Pre-Screening and Routing」「Qualtrics COVID-19 Dynamic Call Center Script」「Qualtrics Healthcare Workforce Pulse」、および救急医療プロトコルソリューション。
「Qualtrics COVID-19 Pre-Screening and Routing」は、オンラインの事前スクリーニングアンケートによるガイド機能で、症状を入力すると、適切なオンラインリソースへの自動転送や、医師に相談する旨のアドバイスを行う。また、関連する衛生安全リソースへの迅速なアクセスが可能で、情報可用性のギャップを特定する自動レポートを生成する。
「Qualtrics COVID-19 Dynamic Call Center Script」は、各自治体が設置している新型コロナウイルス感染症に関する質問や相談に対応するためのコールセンターの通話量を抑え、相談者に正確で最新の情報を提供すべく、関心や疑問に基づいて適切なリソースへの住民の誘導を行う。相談者の傾向、パターン、求められている情報とのギャップを示す自動レポート機能も備えている。
「Qualtrics Healthcare Workforce Pulse」は、患者に対処する医療従事者から、リソース、安全性、回復力、およびコミュニケーションのニーズなどの意見を収集する。
救急医療プロトコルソリューションは、救急患者や高リスク患者の早期把握を目指す政府や保健省向けのカスタマイズソリューション。世界保健機関(WHO)とEdmonton Frailty Scale(高齢者のための診療ガイド)と、救急医療プロトコルアルゴリズムを利用しており、リアルタイムで結果を共有して分析することで、高リスク患者の早期特定を支援し、救急医療を緊急度の高い患者に対して優先的に提供できる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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