日本アイ・ビー・エムは、三菱自動車のIT保守運用アウトソーシングを通じて、生産性向上とコスト低減を目指すことを発表した。両者は、2020年10月から2025年9月までの5年間のITアウトソーシング契約を更改し、2002年から継続してきた長期にわたるパートナーシップを強化するという。
三菱自動車の次世代ITシステムには、個別に最適化されている既存システムを生かしながら、全体最適を図るためのモダナイゼーションを進めていく。
具体的には、クラウドの活用を拡大させてハイブリッドクラウドの構築を検討し、柔軟なITインフラによるコスト構造へと改革を進める。また、クラウドを活用することにより、企業外システムとの連携や新規ビジネスの迅速な開始が可能となり、企業競争力の向上を支援するという。
さらに、構築や運用においてはオートメーションの拡大やオフショア活用をさらに促進させ、コストを抑えつつ、高品質かつ安定したITサービスの実現を目指すとしている。
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