Mastercardは、アジア太平洋地域の銀行、企業、政府機関に対して、コーポレートカードを利用することで発生する効率的な経費精算や請求書管理プロセスを提供することを目的に、SAP Concur(コンカー)とパートナーシップを締結した。
本パートナーシップは、企業の決済処理を改善し、あらゆる規模の企業および政府機関の顧客に対するSAP Concurソリューションの拡大をサポートするものだという。
企業の出張予約時や、経費精算、請求書処理を行う際に、SAP Concurソリューションとコマーシャルカードの活用は、コスト管理やコンプライアンスを強化するだけではなく、照合作業と支払いをより迅速化することが可能だとしている。
Mastercardのアジア太平洋地域担当プロダクトマネジメント担当バイス・プレジデントであるモスタファ・サベット氏は、「今日における競争の激しい環境や急速に進化を遂げるデジタルエコノミーの観点から、MastercardはSAP Concurのソリューションとの融合により、企業や政府機関がより厳格に、透明性をもって、効率的なコストや経費を管理するために必要なツールやより深いインサイトをもたらすことが可能となります」と述べている。
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