SecureAge Technology(以下、SecureAge)は3月11日、日本市場に本格参入することを発表した。日本法人のSecureAge Technologyは、SecureAgeのグローバル最高執行責任者(COO)であるジェリー・レイ氏が統括するとしている。
日本市場への本格参入に際し、SecureAgeの創業者兼CEOのTeow Hin Ngair博士は、「シンプルで透明性があり、侵入されることのないサイバーセキュリティソリューションを提供するというビジョンのもと、私は2003年にSecureAgeを設立しました。サイバーセキュリティの基盤は、プロアクティブなデータ保護であり、誰もが同じレベルのセキュリティと信頼性にアクセスできるようにすべきだと私は考えています。当社の公開鍵暗号基盤(PKI)ベースの暗号化ソリューションは、セキュリティをデータの本質的構成要素としているため、仮にデータが盗まれてもそれは何の役にも立ちません」とコメントしている。
ソリューションの特徴
- 格納中、操作中、伝送中のデータ:PKIベースの非対称暗号化技術は、ユーザーの操作や認識を必要とせず、あらゆる種類のファイルを保護する
- マルウェア攻撃からのエンドポイント保護:エンドポイント保護プラットフォームは、独自のAIエンジンを使用して未知の脅威を検出するとともに、予測の限界を認識する「ブロックファースト」アプローチを採用している
同社は2017年に日本法人を設立し、顧客をサポートしている。その5年間の成功を踏まえ、日本市場に本格的に参入することで日本におけるサイバーセキュリティの課題解決に貢献できるという。
グローバル最高執行責任者(COO)で日本法人も統括するジェリー・レイ氏は、「日本が柔軟な働き方に対応するための変化に向けて動き出している中、私たちは、組織が新しい就労環境を安全に運用できるようなソリューションを提供しています。従業員にサイバーセキュリティの専門家になることを強いることなく、セキュリティとユーザビリティを両立させることができると信じています。従業員は、本来の仕事に集中し、外部からの侵入者や悪意のある内部者からお客様のデータを保護する作業を私たちに任せることができます」と述べている。
今後は、日本国内での販売パートナーネットワークを拡大するとともに、市場固有のニーズをより深く理解し、厳選されたパートナーとの緊密な交流、グローバルなベストプラクティスに基づく継続的なイノベーションを通じて、日本市場向けの独自のソリューションを開発していくとしている。
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