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横浜市、AI insideのAI-OCR導入で受付簿作成業務を軽減

 AI insideは、2021年度より横浜市がAI insideのAI-OCR「DX Suite」を本格導入することを発表した

 本格導入前に横浜市で行われた実証実験は、一部の区を対象に保育所認定における受付簿作成業務へAI-OCR「DX Suite」とRPAを導入している。従来は申請書類の内容を確認し業務システムへ入力するまで、すべて人の手で行っていたという。

 実証実験では申請書をスキャンするだけでRPAに自動連携し、DX Suiteで読み取りを行う。読み取った内容は人の目でチェックし、その後は再びRPAによって受付簿用のデータを生成するため、人が介入する部分を大幅に削減することができ、本業務において500時間の業務削減を実現している。

 また従来は申請書を紙で管理しており、市民が区役所に問い合わせをしても書類は横浜市にあるため区役所内で対応を完結できず、確認に時間を要していた。今回、申請内容をデジタルデータ化したことで、区役所内の業務端末から申請情報が確認できるようになり、市民への対応スピード向上にも寄与しているという。

 今後、同市では今回の実証実験の結果をふまえ、4月入所に向けた保育所認定業務において、2021年度からRPA、AI-OCRの本格導入を行うとしている。

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