電通国際情報サービス(以下、ISID)は、ブロックチェーン技術に特化したスタートアップであるKyuzanとパートナーシップ契約を締結し、NFTの発展を支える新たなユーザー体験(UX)の創出やNFTマーケットプレイス構築に向けた共同研究を開始した。
本パートナーシップでは、ISIDのIP(知的財産権)コンテンツに関わるシステム構築で培った知見と、Kyuzanのブロックチェーン技術および同社が提供するNFT開発基盤「Mint」を連携。NFTの発展において現在課題となっている「UX設計」と、「ブロックチェーン技術の活用」に関して共同研究を実施するという。共同研究の主なテーマは以下のとおり。
- AR/VRやメタバースの活用による、リアルとデジタルが融合した新たなNFT体験設計および実現可能性の検証
- ウォレット、クレジットカード決済などによる、多様で複雑な売買手段の検討と改善
- Layer 2技術など、NFTにおける複数プロトコルレイヤーを用いた新たなブロックチェーン技術の開発
- 「Mint」を活用した様々なコンテンツへのNFT活用と二次流通管理のサービス基盤づくり
- NFT発行・売買時の電力消費による、CO2排出量のカーボンオフセットに関するスキーム検証
両社は今後、本共同研究を皮切りに、NFTの活用領域を最大化できるソリューションの開発に向け協業を加速するとしている。
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