Slackは5月17日、コクヨが2022年4月よりビジネス用メッセージプラットフォームであるSlackの本格導入を開始したことを発表した。
コクヨはSlackの導入背景として、絵文字リアクションなどを用いた経営層との双方向のコミュニケーションが取れることや、横断検索によるknow who向上への期待。また、チャンネルを活用した社内外の組織横断コミュニケーションの集約と他のビジネスアプリケーションとの連携性の高さにより、業務を効率化できることから導入が決まったとのこと。
同社は、Slackを中心としたプロジェクト型の働き方を推進することで新事業を創出しやすい環境を実現するとともに、従来からのオフィスでの働き方にデジタルなワークプレイスを掛け合わせた「コクヨ式ハイブリッドワーク」の確立を目指すとしている。
また、経営層、マネジメント層、一般社員の全員がハイブリッドワークを体験することで、将来はワークスタイル領域での新規サービスの提供も目標として掲げる。
コクヨ社長の黒田英邦氏は今回のSlackの導入にあたり、「単なるコミュニケーションツールの切り替えではなく、『プロジェクト型の働き方』と『コクヨ式ハイブリッドワーク』の2つを確立していく」と語る。その上で、「次々と新しい事業を生み出せる事業体(森林経営モデル)に変化していくと同時に、WORKSTYLE領域における新たな顧客体験価値を作り上げることを目指した取り組みにしていきたい」としている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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