BAOでは、IBMが持っている、あらゆる業種における数理分析や情報管理の専門知識や技術を駆使し、企業や組織の意思決定を支援する。
7月1日に新設した同組織には250名以上の専任コンサルタントが属しており、これに加え、東京基礎研究所の数理科学分野の研究員や先進のデータ分析技術を持つ専門家、大和ソフトウェア開発研究所の技術コンサルタントおよびソフトウェア技術者、インフォメーション・マネジメント関連のソフトウェア担当者など250名以上がこのサービスおよびシステムの構築に携わる。
新サービスでは、コンサルティング部門のビジネス知識と研究部門の数理科学的な知見を融合したソリューションの提示から、Cognos (R) やILOG (R) といった製品を含むIBMの豊富なインフォメーション・マネジメントのポートフォリオ、ストリーム・コンピューティング技術、膨大なデータのリアルタイム対応に最適な処理能力の高いサーバーやストレージ製品など、IBM独自の先進的な技術を統合したシステム基盤の構築まで、経営におけるデータの予見的かつ戦略的な活用を実現。
また、これに併せ、BAOのデモやユーザーとの討議を通して、ユーザーの課題に即した解決策を提示する拠点として「IBMアナリティクス・ソリューション・センター (以下ASC)」をアイ・ビー・エム・ビジネス・コンサルティング・サービスの丸の内オフィスおよび日本IBM大和事業所内に新設する。
これらASCの両拠点は世界8カ所注1のIBM基礎研究所やベルリン、ニューヨーク、北京など欧米アジアに設立されるASCと接続されており、グローバル規模での支援が行われるという。