スノーフレイクは、Snowflake Summit 2022において、Unistore(ユニストア)の提供開始を発表した。
同社の発表によれば、UnistoreとはSnowflakeの機能を拡張し、現代的な手法によって単一のプラットフォーム上でトランザクションデータと分析データを組み合わせて利用するための新しいワークロードだという。
Unistoreによって、トランザクションアプリケーションの開発を効率化・簡略化することで、Snowflakeデータクラウドの能力が強化されると同時に、一貫したガバナンスや優れた性能、スケール拡張などのメリットがもたらされるという。
同社によれば、これまでトランザクションデータと分析データがサイロ化されていたため、システム間でのデータ移動が複雑化し、現代の開発に必要なスピードが損なわれていたとのこと。そこでUnistoreを利用することにより、利用者はアプリケーションのコンディションやデータ供給などのトランザクションにもデータクラウドを活用できるとしている。
さらにUnistoreの一部として、スノーフレイクはHybrid Tableを導入すると発表。Hybrid Tableにより、高速で単一の行(レコード)を操作することで、顧客はSnowflake上で直接ビジネス用のトランザクションアプリケーションを開発できるようになるという。
Hydbrid Tableの利用により、利用者はトランザクションデータの分析を迅速に実行して即座にコンテキストを明らかにし、Hybrid Tableと既存のSnowflake Tableを組み合わせてすべてのデータを総合的に把握することができるとのことだ。
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