オラクルは6月23日、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」が提供する「OCI Dedicated Region」のより低いエントリ・ポイントおよび「Compute Cloud@Customer」サービスを発表した。
これにより、100以上のOCIパブリック・クラウド・サービスを利用者のデータセンターに提供するだけでなく、レイテンシ、データ・レジデンシ、データ主権に関する厳しい要件を満たすことができるという。
新しい「OCI Dedicated Region」では、必要なデータセンター・スペースと電力量が平均で60~75%と小規模になったほか、エントリー価格は一般的な利用者で年間約100万ドルと低く設定されている。
また、「Roving Edge Infrastructure」を使用することで、(オラクルの商用リージョンと同様に)「OCI Dedicated Region」をハイブリッド・アーキテクチャで拡張することも可能とのこと。
「OCI Compute Cloud@Customer」は、利用者の自社データセンター内にあるOCI互換のコンピュート、ストレージ、ネットワーキング上でアプリケーション実行が可能だ。また、OCIのリージョンからサービスとして完全に管理され、コスト効率に優れたOCIの消費モデルを利用することで、オペレーションの合理化とコスト削減を図ることができるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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