ヤマト運輸と久原本家は、久原本家の原材料の調達から販売に至るEnd to Endのサプライチェーン全体の最適化に向けた、共創ロジスティクスパートナーシップ協定を7月5日に締結したと発表した。
久原本家は、1893年創業の醤油蔵を起源にもつ福岡県の総合食品メーカーだ。同社は福岡県を拠点に全国の販売店舗と百貨店の食品売り場やスーパーなどの流通店舗、公式通販サイトで商品の販売を展開している。
両社は本協定締結を機に、北海道内のヤマト運輸のミドルマイルネットワークを活用し、北海道新工場の原料調達に関わる物流を構築するとのこと。また、「販売店舗」・「流通店舗」・「通販」向けの各サプライチェーンを統合し、福岡と北海道の両製造拠点から全国の顧客に向けた商品供給の最適化を進めるとしている。
これにより、通販サイトで購入した商品の納品までのリードタイム短縮、店舗への納品方法の改善によるスタッフの接客時間創出などを通じ、EX(従業員体験)の向上や久原本家ポイントサービス130万人の会員顧客に対して、一層のCX(顧客体験)向上の実現を目指すとのことだ。
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