日立製作所の100%子会社である日立ヴァンタラは、顧客のITオペレーションの刷新やモダナイゼーションを支援することを目的に、米国テキサス州ダラスに「Hitachi Application Reliability Center(以下、HARC)」を開設した。
HARCは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudを含むあらゆるクラウドプラットフォーム上で、世界中のクライアントのワークロードの移行や、モダナイゼーション、管理を支援。エンジニアリング分野の専門知識、DevOpsやSite Reliability Engineering(SRE)のための繰り返し活用可能なフレームワーク、自動化やAIOpsに関連した知的財産を統合し、顧客を支援するという。
また、アプリケーションの管理にとどまらず、設計と実行を最適化する統合的なソフトウェアエンジニアリングの組織構築も支援。エンジニアリングとオペレーション間の既存のサイロ構造を取り払うことで、アプリケーションやワークロードは、開発段階からクラウドで実行されるよう設計するという。クラウドにとって最適化されたワークロードを保証し、常時稼働するクラウドのワークロードを提供しながら、トータルの運用コストを35%削減。不要なリスクと煩雑さを取り除くことが可能だとしている。
なお、HARCにより、2025年までにダラスでの120人を含む、世界中で600人以上の新たな雇用を創出することが期待されているという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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