ヒューレット・パッカード エンタープライズ(以下、HPE)は、サーバーの管理コンソールHPE GreenLake for Compute Ops Managementおよび、データのバックアップと復旧を実現するHPE Backup and Recovery Serviceという2つの分散型エンタープライズIT管理向けクラウドサービスの提供開始を発表した。
HPE GreenLake for Compute Ops Managementは、サーバーの導入、監視、管理を行うためのクラウドネイティブな管理コンソールだ。HPEのサーバーが地理的にどこにあっても、管理サーバーを構築せずに、一元的に導入および統合管理することが可能とのこと。
データセンターだけでなく、オフィスやエッジ環境のサーバーであってもクラウドベースの直感的かつシンプルな管理コンソールを通じてどこからでも操作でき、システム管理者の工数を飛躍的に削減するという。また、大規模なシステムや分散化されたシステムの管理は、すべてのサーバー管理機能へのAPIを利用して、全サーバーのライフサイクル管理を自動化可能とのこと。
そしてHPE Backup and Recovery Serviceは、データ保護のモダナイゼーションを実現する柔軟性を提供し、データ保護要件を満たす迅速なデータ復旧とデータの長期保存を可能にするという。
またこれは従量課金制で利用できるほか、クラウド運用の効率化、これまで培った重複排除技術が一体となって、データ保護にかかるコストを抑制するとしている。
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