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リコー、オラクルのOCI導入を発表 システム性能3割向上しながらオンプレ環境比、年間コスト50%減も

 日本オラクルは、リコーが国内グループ13社が利用する経理業務システム基盤に、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を導入したことを発表した。

 リコーでは、「Oracle Cloud」東京リージョンに本番環境を、大阪リージョンに遠隔バックアップ環境を構築。同社は中期経営計画内で、2025年までに180の基幹システムのクラウド移⾏を含む約7割の基幹システム刷新を掲げ、ITの機動性確保とコスト最適化に取り組んでいる。今回基幹システムのクラウド化の一環として、従来の他社UNIXサーバー上に構築した「Oracle E-Business Suite」、「Oracle Database」で運用していた経理業務システム基盤をOCIに移行したという。

 OCIへの移行による業務への影響は一切なく、移行の際の業務影響を最小限に抑え、短期間でスムーズなクラウド移行を実現したとのこと。性能面でも、売掛金(AR)請求書処理、総勘定元帳(GL)仕訳処理の処理速度など、システム性能を約30%向上しながら、システムの安定性を維持。コスト面では、オンプレミス環境での運用時と比較して、年間で約50%削減される見込みだとしている。

 今回の発表にあたり、リコーのデジタル戦略部コーポレートIT統括センター所長である浜中啓恒氏は次のように述べている。

 「リコーの中でも大規模なシステムを初めてクラウド化するにあたり、多数のミッションクリティカルなデータベースを移行するため業務影響を最小化することが必須でした。移行にあたっては日本オラクルのコンサルティング・サービスの支援を頂き、当初想定していた移行期間を短縮することができました。また、OCI移行によって技術要素の変更を最小限に抑えたままクラウド移行が実現できたほか、『Oracle Database』のパフォーマンスも向上しました。この経験をベースに適用可能な他領域への展開も検討しています」

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