日本IBMは、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社である三菱UFJ銀行の勘定系システムの変革を中心とした「アーキテクチャー戦略」の実現を支援するプロジェクトを開始した。
三菱UFJフィナンシャル・グループでは、デジタルの利便性・革新性と安心・安全の両方を兼ね備える「金融・デジタルプラットフォーマー」への進化を目指している。
そのため「アーキテクチャー戦略」に基づき、安心・安全な業務の継続に加え、ビジネス変化への対応力と事務・システムコストの競争力を強化するため、銀行システム全体の構造改革に取り組み、段階的に新システムへ移行するという。
その中でも預金為替システムを中軸とする勘定系システムの構造改革は、「BaaS(Banking as a Service)連携等に向けたAPI提供」、「内部構造の再構築」、「リアルタイムのデータ利活用」がポイントになる。
日本IBMは三菱UFJ銀行と共に、勘定系システムのモダイナイゼーションによって、開発生産性を向上させ、DXの各施策に柔軟かつ迅速に対応できるアーキテクチャーを実現するとしている。なお、新勘定系システムのシステム基盤は、信頼性の高いメインフレームと迅速性・柔軟性の高いオープン系基盤を適材適所で選択するハイブリッド基盤に進化するとのこと。
日本IBMは2022年11月10日に発表した「次世代勘定系ソリューション戦略とロードマップ」に基づき、三菱UFJ銀行のアーキテクチャー戦略の実現を支援するとしている。
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