クラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を提供するドーモは、岩手県観光協会が観光DX推進に向けて構築したデータマネジメントプラットフォームにDomoを活用し、スピーディーかつアジャイルなデータ活用につながっていると発表した。
岩手県観光協会では、行政・自治体、宿泊業・旅行業など、岩手の観光を推進していく多様な関係者がデータドリブンな施策を検討しやすいようDomoを導入しており、「いわて観光データマネジメントプラットフォーム」を構築している。
同協会では「みんなで簡単にデータを見て、みんなで分析できる」ことに重きを置き、OODAループ(観察、状況判断、意思決定、行動)を素早く回し、自らが微調整しながら施策を推進できる体制を目指しているという。
昨年11月29日に同協会が主催した第4回の講座では、参加者にDomoを操作してもらう環境を提供。講座では、7月~9月に実施した「北東北三県大型観光キャンペーン」のイベント参加者へのアンケートデータと、10月まで実施した「いわて旅応援プロジェクト第2弾」の一部のデータを使い、岩手県観光協会の担当者が会場でDomoを操作しながら、収集したデータを紹介。来訪ニーズから見えてくる今後の施策を検討しているとのことだ。
岩手県観光協会アドバイザーの畠山美帆氏は、今回の発表にあたり次のようにコメントしている。
「以前は、地域の宝物のようなデータを手作業で収集して、他のデータと組み合わせて活用するまでに、膨大な時間と手間がかかっていました。現在はドーモのコンサルタントの支援も受けながら、『みんなでデータ活用ができる』データマネジメントプラットフォームを構築し、あらゆるデータを組み合わせ、スピーディなデータの分析や分析結果の深掘りに役立てています。これからも地域の貴重なデータを有効に活用し、岩手県の観光DXを促進していきます」
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