日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるGlobalLogicは、世界中の自動車メーカーによるソフトウェア定義型自動車(Software Defined Vehicle/以下、SDV)の開発に向けた継続的な取り組みの一環として、ポーランドに自動車特化型のソフトウェア開発施設を新たに設立すると発表した。
この施設は、世界的な自動車メーカーのStellantis(以下、ステランティス)の施設として開設するものだという。同社のSDVプラットフォームの進化に向けて、両社で進行している協業が契機となった取り組みだとしている。新たなパートナーシップにより、ステランティスはカスタマイズ可能でオープンな自動車向けプラットフォームの進化と提供力の最大化が可能となるという。
ステランティスは、既存のコネクテッドカーの機能をベースにした次世代テクノロジーのプラットフォームを展開し、顧客と自動車の関わり方の変革に取り組んでいる。この変革により、ステランティスの自動車は、顧客のデジタルライフとシームレスに統合するオープンなソフトウェア定義型プラットフォームへと移行するとともに、顧客にとっても、通常のOTA(Over The Air)を介したアップデートを通じて、追加できる機能やサービスの選択肢が拡大するという。
GlobalLogicは、ステランティスの複数のアプリケーションプラットフォームに対応するため、ソフトウェアや検証・確認プラットフォーム、DevOps、OTAといった専門知識を持つ主要な人材をステランティスに供給する予定だ。
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