マクニカは、UAEに本社を持ち、中東で急成長中のサイバーセキュリティ企業CyberKnight社の買収を発表した。同社は今後、サイバーセキュリティ事業を中東へ拡大していくとしている。
マクニカは、世界の最先端テクノロジーをベースにしたITソリューションを開拓、販売代理店契約を締結し、日本市場向けに導入/運用支援やトレーニングなど独自の技術サービスを付加するValue Added Distributor(以下、VAD)として事業を展開している。
今回マクニカが買収合意したCyberKnight社は、2019年にCEOのAvinash Chandru Advani氏とCOOのVivek Kumar Gupta氏によって設立され、わずか3年で中東最大のサイバーセキュリティVADの一つに急成長したという。
ドバイに本社を置き、50人以上の従業員が在籍しており、中東地域全体をカバーし6ヵ国(UAE、サウジアラビア、カタール、クウェート、エジプト、ヨルダン)で事業展開している。複数のグローバルシステムインテグレータを販売パートナーに、金融業界、通信業界、エネルギー業界、政府系組織などを中心とした顧客基盤を構築しているとのこと。
マクニカは、CyberKnight社と戦略的関係を結び活動範囲を中東に拡大することで、成長計画を推進し、いずれはトルコやアフリカなどの近隣地域への拡大も視野に入れているという。
また、同社が日本市場に提供している高度な独自の技術サービスをCyberKnight社が強みとしているゼロトラストセキュリティの専門性と掛け合わせて、さらに高度な技術サービスを中東市場に提供できるようにしていくとのことだ。
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