タニウムは、セゾン情報システムズが国際的なセキュリティガイドライン「CIS Controls」への準拠、ランサムウェア対応のため、Tanium XEMプラットフォームを導入していると発表した。
国内シェア7割超のファイル転送ツール「HULFT」で知られるセゾン情報システムズは、現在次世代クラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square(ハルフトスクエア)」を提供している。
同社では今後のさらなる海外展開を見据え、国際的なセキュリティガイドライン「CIS Controls」への準拠を進めるため、ハードウェアとソフトウェアの資産管理をワンストップで実現可能なソリューションを検討していたという。
CIS ControlsのBasic6項目と照らし合わせた結果、求められる要件を最も満たしていたのがTaniumだったという。そして2020年夏、Tanium Cloudの導入を決定したとのこと。
セゾン情報システムズは、Taniumによってまず社内の約1,800端末を可視化したところ、脆弱性端末が想定より多く、特にWindowsの月次パッチが未適用の端末が目立ったという。
Taniumによるパッチの配信・適用を行うことで、パッチの適用率を大幅に改善することにつながったとのこと。今後同社では、海外子会社への展開も視野に入れ、ゼロトラスト環境の準備を進めていくとしている。
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