SAS Institute(以下、SAS)と学術医療センターであるDuke Healthは、データとアナリティクスを活用した、未来型医療を実現するソリューションの共同開発に合意したと発表した。
SASの分析テクノロジーの一つであるSAS Healthは、その信頼性と一貫性、拡張性のあるプラットフォームを通じて、最先端のAI機能の開発を促進し、効率性の改善やインサイト導出までの時間短縮が可能とされている。
一方Duke Healthでは、高水準の臨床環境で予測モデルのテストや検証ができるほか、医療データサイエンティスト、研究者、臨床医と緊密に連携し、医療における分析ソリューションの開発、テスト、展開を行っている。
両社は今回の提携が目指す目標として、医療の公平性の向上と医療成果の最適化に焦点を当てたイニシアチブの支援を掲げる。
SASの医療・ライフサイエンス担当バイスプレジデントであるゲイル・スティーブンス氏は、今回の共同開発の発表にあたり次のように述べている。
「医療改革のニーズはこれまで以上に高まっています。SASは、患者が先進医療を受けられる機会を増やすとともに、最終的に社会全体の健康向上を図ることで、この改革を牽引したいと考えています。私たちは、Duke Healthとともに歩みを進め、SASのアナリティクスを活用して、誰もが健康に過ごせる世界を実現したいと強く望んでいます」
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