Dr.JOY、KDDI、KDDI まとめてオフィスの3社は、医療業界のDX推進に向け業務提携を開始した。
3社は今回の連携によって、「新たな医療DXサービスの共同検討並びに医療DX推進」「KDDIグループでのDr.JOYサービスを含めた提案の実現」の2つについて協働していくのことだ。
医療業界では、2024年4月から勤務医の残業時間の上限が年960時間となる一方で、医師の人手不足が懸念される医療の「2024年問題」が迫っている。医師の働き方改革にともない、タスクシェアをはじめ医療従事者全体を支援する医療DXが期待されているが、医療機関ではDXの基盤となるPHSからスマートフォンへの移行や、ネットワークやセキュリティーの整備が十分に進んでおらず、病院全体の業務効率化が課題となっているという。
3社は今後、KDDIグループが提供する法人向けスマートフォン・ネットワーク・セキュリティーサービスで医療機関のDX基盤を整備。Dr.JOYが提供する医師の働き方改革を支援する勤怠管理などの病院向けサービスと組み合わせることで、医療機関のDXを一気通貫で推進し、医療の「2024年問題」の解決に貢献していくとのことだ。
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