SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

FDUAとFintech協会、FinGATEを通じた“金融イノベーション”へ 日本橋兜町から変化

 2023年11月27日、金融データ活用推進協会(以下、FDUA)とFinGATE、Fintech協会は、3社の協創に係わるメディア向け説明会を開催した。

(左から)金融データ活用推進協会 代表理事 岡田拓郎氏、Fintech協会 代表理事副会長/freee 執行役員社会インフラ 企画部長 木村康宏氏
(左から)金融データ活用推進協会 代表理事 岡田拓郎氏
Fintech協会 代表理事副会長/freee 執行役員社会インフラ 企画部長 木村康宏氏

 Fintech協会は2015年に法人化しており、ベンチャー企業約127社、大手企業を含めた約329社が参画している団体。現在、セキュリティやキャピタルマーケッツ、データ流通など、業態やテーマごとに10の分科会で会員向け勉強会を催している。Fintech協会 代表理事副会長/freee 執行役員社会インフラ 企画部長の木村康宏氏は、「勉強会やミートアップをアドホックに開催しており、産業界や官公庁の動きに参画したり、最近では『新NISA』のような金融教育も行ったりと、2015年のFinTechブームから共同・共創の事例が生まれている中で情報共有・発信に努めている」と説明した。

 また、FDUAの取り組みについては、同協会代表理事の岡田拓郎氏が説明。設立から約1年が経過する中、2024年初頭から成果物を公表できるフェーズにまで来ていると自信を見せる。たとえば、金融機関各社のデータ活用に係る取り組みについて「会員間事例MAP」として表形式で整理し、「事例集」として詳細を共有したり、データ分析コンペティションを通したデータ活用人材の育成・発掘に取り組んだりなどだ。後者については、2024年1月18日(予定)から「第2回金融データ活用チャレンジ」として開催を予定している。他にも、2023年6月に公開した「金融データ活用組織チェックシート」を100社規模までに拡大していき、データ分析プロセスの標準化やハンドブックを作成。地域経済活性化に向けては、業界横断型のデータ連携について分科会を設立しながら議論を進めていたり、生成AIのガイドライン策定やユースケースの創出、不正・犯罪対策における情報交換を行っていたりと、多くの活動が結実してきているという。

 最後に平和不動産 ビルディング事業部 主任の荒大樹氏が登壇。東京証券取引所ビルなどを所有している同社では、兜町エリアを中心に再開発を進めているとして、インベストメントチェーンにおける新興のアセットマネジメント企業を中心に、FinTechを核とした“兜町スタートアップエコシステム”を構築していくとする。現在、金融系スタートアップの集積地としての「FinGATE」を運用し、金融庁や東京都をはじめFDUAなども入居しているとして「行政・業界団体が集積していることが強みだ」と荒氏。2023年10月からは「FinGATE CLUB」というコミュニティラウンジを提供しており、11月27日よりFDUAとFintech協会との連携を開始し、所属企業に無償提供するという。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/18834 2023/11/27 21:48

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング