SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

Autodesk、建設業向けソリューションの新機能を発表 AI活用で排水施設設計と水管理の効率化へ

 Autodeskは、米国時間11月13日から15日にかけて「Autodesk University 2023」を開催し、複数の建設業向けソリューションの新機能および機能拡張を発表した。

 今回発表された機能は、排水施設の設計と水管理を効率化するAIと機械学習(ML)の機能に関するもの。同社は、建設環境のプロジェクトに欠かせない排水設計をサポートするため、新しいML Delugeツールを追加し、InfoDrainageの機能を強化したとのことだ。同ツールにより、設計者は新たに組み込まれたAIを利用して、敷地の地表に水が流れ込んだ際の洪水マップを予測できるとしている。また、設計の即応性と効率性が向上することから、雨水制御の試行に費やす時間が短縮され、土木技術者は持続可能で弾力性のある排水計画の作成に取り組めるという。

降雨時の地表モデリングの際に洪水マップを正確に評価可能なInfoDrainage ML Delugeツールの機械学習機能

 同社は今後、下水道設備検査のために、VAPARのAI画像技術をInfo360 Assetに統合することを検討しているという。VAPARの技術は、下水管内に問題があった場合に自動で警告を発するもの。これにより、オペレータによる下水道検査の映像を長時間見続ける業務が不要となり、設備投資コストが削減されるとしている。

 また同社は、AECの新しいデータモデルAPIをパブリックベータ版として提供開始することも発表。現時点で、Revit向けのパブリックベータ版が提供されているが、今後さらにオープンでアクセスしやすいデータを利用することで、新しい構造化データを適切な人々に適切なタイミングで提供できるようにするとしている。

 さらに、Autodesk Construction Cloudの新機能をプライベート・ベータ版として発表。アップデート版のモデルビューアを使用することで、BIMモデルのデータを現場で利用できるという。Autodesk Buildのスケジューリングツールには、新たな機能としてWork Planningが加わり、不足の事態が生じた場合にプロジェクトマネージャーが目先のスケジュールをすばやく調整できるようになるとしている。新しい拡張フィルタ機能では、建設事業者によるビューのカスタマイズが可能。そして、3D進捗追跡により、アセットにモデルを関連付け、プロジェクトの進捗状況を視覚的に追跡することもできるとのことだ。

モバイル デバイスから必要なモデルに直接アクセス可能な
Autodesk Construction Cloudのモデルビューアのアップデート版

【関連記事】
オートデスクが米ラスベガスで開催の「AU2023」で「Autodesk AI」を発表
ビジネスチャットの「direct」、建設業向けソリューションを含む11サービスと直接連携へ
ソニーとイクシス、建設分野における自律移動ロボットを共同開発へ 建設業界のDX目指す

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/18855 2023/11/30 15:27

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング