SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2024 Summer

2024年6月25日(火)オンライン開催

予期せぬ事態に備えよ! クラウドで実現するIT-BCP対策 powered by EnterpriseZine

2024年7月10日(水)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

データ/アナリティクスのリーダーがとるべき「人々を導く3つの行動」【ガートナー提言】

 ガートナージャパン(以下、Gartner)は、データ/アナリティクス(D&A)のリーダーは、ビジネス価値とD&Aの成熟度を高めるために集団的知性を重視すべきであるとの見解を発表した。

 同社は、生成AIを活用した集団的知性は、人間とマシンの問題解決スキルを組み合わせることによって価値を創出するとしている。バイス プレジデント アナリストのガレス・ハーシェル(Gareth Herschel)氏とシニア ディレクター アナリストのメロディ・チエン(Melody Chien)は、D&Aリーダーには、意思決定と行動を促進して、集団的知性を引き出す役割を果たす必要があると説明。

 また、D&Aリーダーがこれからの新時代において、注力すべき3つの領域について解説した(図1参照)。

図1:D&A価値を生み出す3つの重点領域(出典:Gartner (2024年5月)
図1:D&A価値を生み出す3つの重点領域(出典:Gartner (2024年5月)
[画像クリックで拡大]

D&Aの基礎に焦点を当てる

 Gartnerの調査によると、D&Aリーダーは現在、「文化の変革」「戦略の策定」「D&Aの役割の管理」「ガバナンスの強化」に多くの時間を費やしているという。

 ハーシェル氏は次のように述べている。

 「多くのD&Aリーダーが文化の変革や戦略の策定に頭を悩ませています。D&Aの役割の管理、プロジェクトのデリバリ、ガバナンスの強化に重点を置いた活動を優先するリーダーは、財務面で見た実績が優れている傾向にあり、結果としてD&Aの価値を引き出すことができています」

AIの目標

 AIの目標を設定するプロセスは、組織のビジネス戦略、あるいは社内で公に下された指示から始まるという。これにより、AIの活用に最適な領域について、意図的かつ戦略的に計画を策定できるようになるとしている。

 D&Aリーダーは、「バックオフィス」「フロントオフィス」「新しいプロダクトやサービス」「新たな組織的能力」という4つの分野で生成AIを活用する機会とリスクを検証することによって、CEOや他のリーダーがAIの目標を設定する支援をするという。

 Gartnerが2023年第4四半期に実施し、世界の644人から回答を得た調査では、生成AIが組織で最も導入されているAIソリューションであることが明らかに。一方、2023年第2四半期に実施した別の調査では、615人のCIO/テクノロジ・リーダーの53%が、自分の組織でAIのリスクに対処できるかどうか分からないと回答したという。そのリスクを解消するのがAIガバナンスだとしている。

 Gartnerが2023年第4四半期に479人の最高データ/アナリティクス責任者(CDAO)を対象に実施した調査(CDAOサーベイ)では、D&Aガバナンス全体の成熟度とイノベーションの間に緊密な相関関係があることが示されたという。成熟したD&Aガバナンスを実践している組織は、AIなどのデータドリブンなイノベーションを採用する可能性が25%高くなるとしている。

 最もインパクトのあるガバナンスの取り組みには、以下のようなものがあるという。

  • データドリブンな意思決定のためのビジネスルールの提供
  • ビジネス成果の主要パフォーマンス指標(KPI)
  • 様々なユースケースに対応する適応型ガバナンス

 チエン氏は次のように述べている。

 「D&AリーダーはAI-Readyのデータ、ガバナンス、ビジネス価値を結びつけることで、AIの潜在的なリスクから組織を守ることができます」

集団的知性を導く

 GartnerはD&Aリーダーに対し、集団が共に価値を生み出すために、人々を導く3つの行動を起こすことを提言している。

  • 組織の自律性と柔軟性を高めるために、オペレーティングモデルを再編成する:D&Aテクノロジや生成AIなどのAIテクノロジの急速な進化は、リーダーたちにオペレーティング・モデルを見直し、進化させる機会をもたらす。実際、CDAOサーベイでは、回答者の75%がイノベーションをより効果的にサポートできるように、既にオペレーティングモデルを進化させていることが明らかになっている
  • データリテラシーを向上させ、AIリテラシーも習得する:GartnerのCDAOサーベイによると、D&Aリーダーは、2024年にはAI教育とデータリテラシーに組織の注目が集まるようになると回答。ハーシェル氏は「組織はデータリテラシー向上への機運に乗じて、AIリテラシーの修得も促すべきです。データリテラシーをAIリテラシーへと発展させるために、プログラムを大きく見直す必要はありません。既存のコンセプト、プログラム、フレームワークの延長線上で行えばよいのです」と述べている
  • コアからエッジまで、誰もがパーパスを持って主導できるよう権限と責任を分配する:リーダーシップを分散させると、関連データはエッジで見つかる。また、データを見つけ出す作業は、共有されたビジョンとパーパスに基づいて、チーム全体で行う必要がある。チエン氏は「集団的知性の新時代においては、組織のパーパスがD&A、リテラシー、自律性と交差する領域でこそ成功が生まれます」と述べている

【関連記事】
日本企業の「AI専門組織」設置割合、海外企業の半分にとどまる 人材の枯渇感も顕著に【ガートナー調査】
ガートナー、世界で進行するAI規制を踏まえ日本企業へ提言
生成AIへの過度な依存は顧客離れを引き起こす【ガートナー見解】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19712 2024/05/21 15:50

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング