インフォマートは、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」が、キッセイ薬品工業(以下、キッセイ薬品)に導入されたと発表した。
キッセイ薬品はこれまで、印刷した大量の請求書を、取引先ごとの枚数と内訳の書かれた一覧表を見ながら、仕分けして封入していたという。また、自社の販売管理システムでは消費税額の計算がインボイス制度に対応していない点も課題となり、制度開始の1年前からサービス導入の検討を始めたとしている。
BtoBプラットフォーム 請求書を導入した決め手は、インボイス制度対応だけでなく、電子帳簿保存法にも対応しているため、請求書の受領側である取引先にもメリットになると考えたという。
キッセイ薬品における導入効果は次のとおり。
- 煩雑だった仕分けや封入作業がすべてなくなり作業負担が軽減:販売管理システムからCSVデータをアップロードし、上長承認がおりるとすぐに発行ができるため、作業負担や作業時間が削減され残業が一切なくなったという。印刷や郵送にかかる経費、人件費を合わせると、月間で約12万5000円のコスト削減につながった
- 請求書の保管や経理処理にかかる人件費などを月間約30万円削減:メインの請求書の発行だけでなく、受取業務でも効率化を実現。請求書の保管や経理処理にかかる人件費など、月間で約30万円の削減効果があったという
- 支払通知書をインボイス制度に対応したフォーマットに統一:「通知書機能」の利用で、これまでバラバラだった通知書の書式をインボイス制度に対応したフォーマットに統一。電子帳簿保存法の対応においても、同社での保管はもちろん、取引先も同社発行の支払通知書の保管で対応できるという
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