
AMDは、AMD Ryzen AIと AMD Radeon グラフィックスカード上でDeepSeek R1の蒸留モデルを実行する方法を紹介したブログを公開した。
Deep Seekは、中国の浙江省に拠点を置くDeep Seek社が開発した大規模言語モデル(LLM)。560万ドル(約8億9000万円)という低コストで開発されたにもかかわらず、OpenAIの推論モデルであるo1と同等のパフォーマンスを実現し世界的な注目を浴びている。
また2025年1月20に正式リリースされた蒸留モデル(DeepSeek-R1-Distill)は、Chain of Thought(CoT)による高度な推論能力を持ち、軽量化されたバージョンでも高いパフォーマンスを実現している。
これらのモデルはAMD Ryzen AIプロセッサーとRadeon グラフィックスカードに簡単に導入でき、AMDのローカルLLM実行環境であるLM Studio上で、簡単に利用可能だという。
対応するプロセッサーRyzenとグラフィックスカードRadeonの機種は以下。
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プロセッサー: AMD Ryzen™ AI Max+ 395 32GB/64 GB/128 GB、AMD Ryzen™ AI HX 370/365 24GB/32 GB、AMD Ryzen™ 8040/Ryzen™ 7040 32 GB
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グラフィックスカード: AMD Radeon™ RX 7900 XTX、AMD Radeon™ RX 7900 XT、AMD Radeon™ RX 7900 GRE、AMD Radeon™ RX 7800 XT、AMD Radeon™ RX 7700 XT、AMD Radeon™ RX 7600 XT、AMD Radeon™ RX 7600
具体的な利用方法はブログで公開している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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