日立ソリューションズとHitachi Solutions Asia Pacificは、日立建機の海外グループ会社で用いられるERPを「Microsoft Dynamics 365」で刷新した。
日立建機では、海外グループ会社が運用するERPが老朽化し、ビジネスの変化への追随が困難だったという。新たなERP選定の条件には、業務に必要な機能の充足に加え、安定して長期間利用できること、グローバル展開しやすいことが重視され、Microsoft Dynamics 365の導入に至ったとしている。
日立建機の新たなERPは、日本本社で共通テンプレートが開発され、効率的に海外グループ会社へ導入されたという。基盤を統合し、海外グループ会社の財務データを日本でもリアルタイムに取得することで、グローバルで経営の可視化が可能になったとしている。導入効果は以下のとおり。
- 新ERPと日本本社のシステムを連携させることにより、海外17拠点の財務データを日本でも取得可能になり、グループ横断でのデータの一元管理を実現
- 日本本社や海外グループ会社では、データ分析ツール「Power BI」を用いて、在庫や受注、売上状況のダッシュボード化などのデータ活用を開始
- 日立ソリューションズグループの運用保守や機能拡張によりシステムの安定稼働、段階的なサービス拡張を実現
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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