2025年10月15日、Kongは、JERAが社内システムのAPI管理基盤として「Kong Gateway」「Kong Konnect」などの導入を決定したと発表した。
従来のAPI基盤では、安定性やアップグレード時の継続稼働、サポート体制の強化などが課題となっていた。そこでJERAは、マルチクラウド対応や柔軟な運用が可能な次世代基盤への移行を検討し、Kongの採用に至ったとのことだ。
導入により、シングルサインオン(SSO)や認証・認可など、さまざまな運用機能をプラグイン形式で実現し、追加開発の手間を削減。さらにKong KonnectのUIやモニタリング機能を活用することで、APIの稼働状況を一元的に把握し、障害の予兆を検知する可観測性も確保できたとする。
JERAは今後、APIを単なる連携手段から戦略的なデータ基盤へと発展させ、サービス展開やAI活用基盤としても活用する見通しだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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