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KDDI、2026年4月に大阪堺データセンターでGPUクラウドサービス申し込み受付を開始

 KDDIは2026年4月1日から、「大阪堺データセンター」上のNVIDIA GB200 NVL72を提供するクラウドサービス「KDDI GPU Cloud」のサービス申し込み受付を開始すると発表した。また、大阪堺データセンターを稼働開始する2026年1月下旬からトライアル提供を開始するという。

 同サービスでは、キャリアグレードのネットワーク環境下でNVIDIA GB200 NVL72を提供し、ガバナンスが担保されたセキュアな環境で、機密情報を用いた学習を実施できるとのこと。また、サーバーを1台単位からクラスタ単位までオンデマンドで利用できるサービスのため、顧客は必要な計算リソースを初期投資不要でいつでも利用できるとしている。

 なお、今後は学習に加えて推論にも注力し、顧客のビジネス課題に応じたAIサービスの開発および導入・活用を支援すると述べている。

背景

 昨今の生成AIの急成長にともない、特に学習用途でのGPUの需要が増加しているが、海外事業者が提供するものに依存している傾向がある。一方で、機密情報の漏洩リスク、地政学リスクや経済安全保障リスクを背景に、データを国内に保管し、データ主権を守ることが求められているという。

  • AIモデルの学習効率化・短時間化を実現したい
  • AI開発環境構築に時間と手間を要する
  • データの取り扱いやセキュリティ面に不安がある

といった、エンタープライズ、スタートアップ、研究機関からの声を踏まえ、同サービスの提供に至ったとしている。

サービスの特徴

NVIDIA GB200 NVL72によるAIモデル学習時間の短縮化

 NVIDIA Cloudパートナー契約に基づいて、NVIDIAが規定したリファレンスアーキテクチャに準拠して構築しているため、NVIDIA GB200 NVL72の性能を最大限引き出す構成になっているとのこと。

 GPU間を高速通信で接続する「NVLink」により、クラスタ環境における高速パフォーマンスを発揮し、これまで計算時間を要していた分析を高速に実行するとしている。

オンデマンド提供による柔軟な利用増減

 NVIDIA GB200 NVL72に搭載の各計算ユニットを、ベアメタル環境のGPUサーバーとして1台単位から利用できるという。スモールスタートから大規模なクラスタ環境への拡張まで、顧客の学習データセットに合わせてオンデマンドでクラスタ環境の変更が可能とのことだ。

ユースケース例

企業
  • モビリティ事業者:次世代モビリティを開発するために必要な、個人情報や走行データなど、大容量かつ機密性の高いデータの学習と推論を高速に繰り返し、自動運転モデルを開発できる。また、OSやジョブスケジューラなど学習環境を手間なく短期間で利用できるため、顧客はモデル開発に集中できる
  • 金融機関:年間数万件の顧客との取引データの解析・市場予測・モデル開発・リスク対策のシミュレーションなどを実施できる。顧客情報や社内の機密データなど、セキュリティ対策が施された環境が重要な顧客に最適とのこと
  • 法律・医療・金融など:専門領域に特化したLLM、対話AIエージェント、高品質な画像・動画を生成するAIモデル、高精度な製品検査・品質管理を実現する画像検知AIモデルなど、AI開発に活用可能
研究機関
  • 医療研究機関:年間1万件を超えるゲノム解析、ゲノム解析向け大規模言語モデル開発、症例画像解析などを実施できる。解析に使用するデータは秘匿性も高く、安心・安全なネットワークを利用しデータ転送できる環境が重要な顧客に最適とのこと
  • 気候変動予測AI、防災シミュレーションAI、ロボットの自律制御を担うAIなど、大量のデータを用いた研究開発にも活用できるとしている

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