横浜ゴムとNECは2026年5月28日、実践的DXリーダー育成プログラムを共同で開発し、同年4月より展開を開始したと発表した。両社によるDX人材育成の取り組みは2024年11月から開始され、試行錯誤を経てオリジナルプログラムとして進化した。

同プログラムは、横浜ゴムのDX推進に不可欠な人材育成ニーズと、NECの組織・人材育成サービス「BluStellar Academy for DX」に基づく「変革推進リーダー養成支援」を融合して開発されたもの。DXリーダーには技術知識のみならず、組織横断で変革を推進できるリーダーシップと実践的なスキルが求められる。横浜ゴムは独自のAI活用フレームワーク「HAICoLab」を活用し、現場改善や新規企画を主導できる人材の育成に注力してきた。NECは社内でのDX変革の経験に基づき、実務に直結した人材育成プログラムを提供しており、両社の課題認識とソリューションが合致したことから、取り組みがスタートしたという。
プログラムでは、NECの独自フレームワーク「DXキャンバス」を用いた実践型ワークショップを中心に、課題探索からDX企画立案、組織変革の実行まで一貫して学べる設計とした。また、受講者がメタ認知力やオープンマインドを高め、多面的な視点で仮説検証を行うプロセスを組み込んだ。これらの取り組みにより、2026年度末までに事務・技術系職員の10%をDXリーダーとして育成する目標の達成を目指す。
加えて、横浜ゴムがAIデータ分析プラットフォーム「dotData Product Suite」を導入し、NECが運用を支援することで、データ活用基盤の整備も並行して推進している。dotDataは、特徴量設計の自動化により、専門知識がない現場でも高度なデータ分析が可能となるとした。
今後は育成プログラムで鍛えたDXリーダーが中心となり、横浜ゴムの全社的なプロセス改革を加速し、データドリブン経営基盤の構築・定着に取り組む方針である。
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