The SANS InstituteとNRIセキュアテクノロジーズは1日、セキュリティに配慮したプログラミングの知識やスキルを認定する「GIAC Secure Software Programmer試験(GSSP試験)」を日本で開始すると発表した。
GSSP試験は、SANSが実施・運営している情報セキュリティ従事者向けの認定試験であるGIAC(Global Information Assurance Certification)の一分野として新たに加えられたもの。試験の開発には、米国政府機関や米国、日本、インド、ドイツのリーディング・カンパニーも参加した。2007年8月の米国ワシントンD.C.を皮切りに、全米各地、イギリス、ベルギーで既に運用開始されており、試験問題の精査や翻訳等の作業を経て日本でも実施されることとなった。
GSSP試験では、開発途中で生じるセキュリティ的な欠陥の発見や、問題対処のための知識・スキルを測定する。同試験の利用によって、セキュアプログラミング開発能力のレベルの客観的に把握したり、スキル不足の従業員の教育策などを検討することができるようになるという。
初回の試験は12月13日に秋葉原 UDX Conferenceで実施する予定。以降は年2回のペースでの実施を計画している。受験者はCもしくはJavaのいずれかから開発言語を選択し、合格者にはGIAC認定が授与される。受験料は57,000円となっている。
【関連リンク】
・GIAC Secure Software Programmer(GSSP)Certification Exam