ITホールディングスグループのTIS株式会社(以下、TIS)と日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は7日、オープンソース・ソフトウェア(以下、OSS)によるビジネス・プロセス・マネジメント(以下、BPM)分野で協業を開始したと発表した。
TISは、標準準拠のBPMエンジンとして注目されているレッドハット社のOSS「JBoss jBPM」をエンジンとして採用したワークフロー開発フレームワーク「e-ProcessManager」を独自に開発。また、BPMシステム導入のコンサルティング、インプリから基幹情報システムのライフサイクル全般までの豊富な実績を持つ。
一方、HPは、オープンソース領域で実績のある業界標準x86サーバ「HP ProLiant サーバ」を中核に高性能で高品質なプラットフォームを提供しており、両社が提携することによって、従来BPM導入の際に障壁となっていた膨大なシステム構築費用の大幅な削減が可能になるという。
既に、医療用検査機器・試薬大手のシスメックス株式会社への納入実績もあり、今後も次のような活動を進めていく予定となっている。
- オープンソース・ソフトウェアの検証
BPMエンジン「JBoss jBPM」を中心とした製品検証。OSやハードウェアについての組み合わせやベンチマーク、サイジングなどを行い、検証結果を文書として公開する。
- お客様へのインフラ提案・構築支援サービスを提供
1.による検証結果の文書などを元に、TISがお客様に最適なシステムの提案サービス、構築サービスを提供する。