プラネットでは、「DataDiver」をビッグデータ分析の標準プラットフォームとして位置づけ、8月1日から本格的に活用を開始するという。
「DataDiver」は、統計家の西内啓氏が設計した、専門知識がなくてもビッグデータを活用できるデータサイエンス支援ツール。NTTコミュニケーションズが提供するグローバルクラウドサービス「Biz ホスティング Enterprise Cloud」を基盤として提供される。
プラネットは、メーカーと卸売業のシステムをつなぐEDI(電子データ交換)基幹プラットフォーム事業を手がけている。出資会社であるライオン、ユニ・チャーム、サンスター、エステーなど大手一般消費財メーカー各社は、同社のEDI基幹プラットフォームを利用している。
現在、同社のEDI基幹プラットフォームでは年間15億件を超えるデータが流通している。また、業界データベースとして商品情報などの登録が増加しているという。
こうしたビッグデータのハブとなっているプラネットは、今後、ビッグデータの活用に注力していくとしており、自社内にあるビッグデータを分析するだけでなく、将来的には会員企業がEDIなどのデータを手軽に分析できるようなプラットフォームサービスなども提供していくことを検討しているという。
プラネットは、今回の「DataDiver」の導入をその第一歩と位置づけ、ビッグデータ分析の標準プラットフォームとして、データサイエンス支援ツール「DataDiver」の導入を決定したという。
高度な分析スキルや経験をもたない分析担当者でもデータを分析できる点や、規模に合わせてスケールアップできる点、クラウド環境で即座に利用し始められる点などを評価したとしている。