今回の追加により、Citrix XenServerユーザーは「Tintri VMstore」で次の機能が利用可能になるという。
- 仮想マシンごとの稼働状況の可視化
- エンドツーエンド(サーバー、ネットワーク、ストレージ)での遅延時間の可視化
- 仮想マシンごとのQoSの自動化
- 仮想マシンごとのパフォーマンス保証(IOPSの下限値(MIN)と上限値(MAX)を個別に設定)
ティントリは、創業時よりVMware vSphereの仮想マシンを最適化させるストレージを提供しており、ハイパーバイザーのサポート範囲をRed Hat Enterprise Virtualization(RHEV)、Microsoft Hyper-V、さらにはOpenStack Cinderに広げてきた。
そして今回、Citrix XenServerのサポートを追加したことで、業界で最多となる最大5種類の異なるハイパーバイザーを1つのプラットフォームで同時に混在稼働させることが可能となった。
このユニークな機能により、マルチハイパーバイザーのワークロードごとにストレージをそれぞれ用意する必要がなくなり、仮想化基盤を集約し、ハードウェア投資を最小限に抑え、統一したビューの画面で運用管理を⾏うことができるという。
マルチハイパーバイザーのユースケースとして、次のような環境を想定しているという。
- クラウド基盤として利用する際に、ユーザーごとに利用するハイパーバイザーが異なる
- 部門やワークロードで異なるハイパーバイザーを利用している
- シャドーIT対策としてIT部門のインフラ基盤で運用させる
- 本番環境とテスト環境でハイパーバイザーが異なる
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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