「MSS」は、複雑化する企業ITシステムのバックアップにおいて必要となる機能を実装したオフラインのシステムバックアップ・ソフト。金融をはじめ、製造、流通、通信、医療などさまざまな業種で採用されており、システムバックアップ専用製品として、他社のデータバックアップ製品等と組みあわせて導入されるケースが増えているという。
また、昨今では、データセンターへの移行直前にバックアップを行うニーズが増えて いるほか、ランサムウェア対策としての導入が進んでいる。システムバックアップ作業時にオフラインにデータを保管しておくことで、ランサムウェアに感染したときは、「MSS」でバックアップを取得したシステムイメージからシステム復旧することが可能だ。
最新の「MSS V3」では、ベースとなるLinux OSが「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」となったほか、新たに最新のインテル Xeonプロセッサー E5-2600 v4シリーズを搭載した「HPE ProLiant Gen9」サーバの新モデルと、「Dell PowerEdge」サーバに対応し、対応機種の幅が広がったという。 「MSS V3」の新機能および機能強化点は次のとおり。
- Hyper-V第2世代仮想マシンのバックアップ/リストアに対応
- Red Hat Enterprise Linux 7以降のext4ファイルシステムに対応
- 特定パーティションを除外したバックアップ機能(V3R2以降で対応予定)
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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