野村総合研究所は5日、アイデンティティ情報(ID情報)を活用するためのID管理ソリューション「Uni-ID(ユニアイディー)」を発売した。
Uni-IDは、IDの発行やID情報の管理を行なう企業間で、安全かつスムーズなIDの認証と相互連携を実現するソリューション。同製品の利用によって、ユーザがサービスを利用する際にかかる負担を軽減できるほか、情報管理コストの削減、サービスの拡充、事業拡大など多くのメリットを享受できる。
ベース技術にはOpenIDやSAMLを採用。また、LDAP、Active Directoryといった既存認証システムが採用している規格にも対応しているため、シングルサインオンやSaaSなど、企業内、企業間の問わず活用できる。デファクト標準の技術を採用することによって、企業活用を越えたあらゆるサイトやサービスとの連携やユーザの取り込みができるようになるという。
同社では、「ID情報を扱う上で極めて重要となるセキュリティ機能を充実し、サービス提供企業間を横断する“ID情報の流通基盤”としての役割を果たします」と同製品の意義を述べている。