SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Enterprise IT Women's Forum

2025年1月31日(金)17:00~20:30 ホテル雅叙園東京にて開催

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

IoT向けITサービス市場は2016年に急拡大。支出額は前年比96.9%増の548億円――IDC発表

2016年~2021年の年間平均成長率64.8%で、2021年には6,670億円に

 国内IoT向けITサービス市場の2016年の支出額は前年比96.9%増の548億円であり、2016年~2021年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)64.8%で成長し、2021年の支出額は6,670億円になる見込みだ。

 現在、国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた中核技術の1つとして、IoTの活用が急速に進みつつあるとIDCではみている。こうしたIoTの活用(導入/運用)をIT領域で支援するのがIoT向けITサービスになる。今回IDCでは、ITサービス市場に含まれるIoT向けサービスの支出額規模を「IoT向けITサービス市場」として予測を行った。

 具体的には、IoT向けのプロジェクトベース(SIやカスタムソフトウェア開発、ITコンサルティングなど)、テクノロジーアウトソーシング(ITインフラストラクチャやアプリケーションの運用など)、サポート&トレーニング(ハードウェア/ソフトウェアの保守やIT教育など)といった市場が対象となっている。

 2016年時点では、IoT向けITサービス市場はいまだ黎明期にあり、ITコンサルティングやSIなどの、IoTの導入支援を行うプロジェクトベースのサービスが中心となっている。産業分野別では、組立製造業を中心とする製造業や公共分野などの、いわゆるインダストリアルIoT領域におけるITサービス支出額が多くなっている。また、その支出額は、非IT領域を含むIoTサービス市場全体と比較すると小規模にとどまっている。

IoT向けITサービス市場がそれ以外のIoTサービス市場を大きく上回る成長

 しかし成長率の観点では、予測期間にわたり、IoT向けITサービス市場がITサービス以外のIoTサービス市場を大きく上回る成長率で拡大するとIDCではみている。2016年までに実施された多数のPoC(Proof of Concept)案件から本格的なSI案件化が進むことや、ERP(Enterprise Resource Planning)や生産管理システムなどの基幹系ITシステムとの連携の拡大、製造業以外の産業分野における新たなビジネス創出に伴うIoT向けITサービス需要の拡大といったさまざまな要因により、予測期間の後半においても、前年比50%を超える高い成長率で市場が拡大すると予測している。

 さらにIDCでは、予測期間の後半にかけて、IoT活用の支援サービスにとどまらず、製品や設備のas a Service型での提供など、IoTを活用した業務サービス自体を提供するサービスモデルが大幅に増加するとみている。こうした新たなユースケースにおける業務サービスと、それを生み出し提供するための支援サービスであるIoT向けITサービスが、IoTサービス市場全体の成長をけん引すると予測している。

 IDC Japan ITサービス シニアマーケットアナリストの植村卓弥氏は「IoT向けサービス事業者は、IoTの価値最大化のために重要となる部門/企業/産業を横断するデータ活用において、その連携を支援し、企業/産業のバリューチェーンをつなぐ役割を果たすことが求められる。加えて、中長期的にIoTサービス市場をけん引するであろうIoTを活用した業務サービスの拡大に向け、顧客支援だけではなく、自らがプレイヤーとして新たなユースケースを創出して行く姿勢が必要になる」と述べている。

参考資料:国内IoT向けITサービス市場 支出額予測、2016~2021年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表は、IDCが発行したレポート「国内IoT向けITサービス市場予測、2017年~2021年:サービス事業者にとっての市場機会とは」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/9152 2017/04/10 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング