このソリューションは、PCのリース返却やリユース、廃棄時に、PC利用者自身が自分で簡単にHDD/SSDの完全消去を行うのはもちろんのこと、管理者がリモート操作で消去、リースアップなどの時期を事前に設定し、日時が来ると時限自動消去を行いそれらログを自動一括管理するという。ネットワーク消去、オフライン消去、社内LANオンライン消去、リモート消去、ハードディスククラッシャー機器消去ログを一括管理する、全く新しいオリエントコンピュータのデータ消去システムだとしている。
「ePEE データ消去システム」は、Windows OSから簡単に消去を開始し、OSを含む全HDD/SSDを完全消去するアプリである「ePEE」と、スタンドアロン版 USB PEE、CDブート版 iPEE、オリエントコンピュータ社製「ハードディスククラッシャー」まで全ての消去ログを管理する、「PEE消去ログ管理ウエブサイト」から構成されている。
「ePEE」は、管理者が事前に各種の消去方法を設定しておき、各PC利用者へアプリを一括配布することで各PC利用者は設定は一切考えず、単純に「起動して消去開始ボタンをクリックするだけ」、という業界一の簡単作業でHDD/SSDの完全消去を可能とし、HDD/SSDの消去後再利用が可能かどうかを判定するスマートチェックも行う。
さらに、「PEE消去ログ管理ウエブサイト」を利用することで、どんなに簡単でも、指示どおりに作業しないPC利用者や、何らかの理由で消去が正常に終っていないPCを確認して再度の消去要請を行い、全てのPCを完全に消去処理することを可能にしたという。
消去方式は世界最多の23方式を採用しており、SSDの消去も、HDDの消去も独立行政機関と国家機関で完全消去実験を実施済み。必要に応じてそれら機関による証明書の発行も可能だという。特に、SSDは国内では、オリエントコンピュータだけが公的機関での完全消去実験を行い証明認定を受けてたとしている。
「ePEE データ消去システム」の機能・特徴は次のとおり。
1. Windows 用デスクトップアプリ「ePEE」
- Windowsアプリなのでわかりやすいユーザインターフェース
- Windows OSから起動して、OS自体や消去アプリを含む HDD/SSDの完全消去
- 全てを事前設定できる。一般PC利用者はアプリを起動してワンクリックで消去開始のみ
- 消去方法は最高の23種類以上から選択可能
- 時限消去予約機能(世界初)
- リモート遠隔操作消去も可能(管理者権限)
- 消去ログは管理サーバーへ自動送信可能
- UEFIブート機の自動検知と自動再起動
- プロキシー利用も可能(標準装備)
- SSDの公的機関での消去実験認定証明書付
2.「PEE消去ログ管理ウエブサイト」
- PCの消去ログ自動取得
- 消去がされていないPCの確認
- ePEE以外のスタンドアロン消去ログ取り込み共有
- 物理破壊機器クラッシャーとのCSV消去ログ共有自動管理が可能(世界初)
- 物理破壊機器クラッシャーの磁気消去は独立行政機関での磁気完全消去実験実証済み
- クラウド版、オンプレ版、オンライン、オフライン、社内LAN全ての消去システム利用が可能