今回の展開においては、1. テクノロジー、2. 人材育成、3. マーケティングの3軸を据えるという。
1. テクノロジー
Azure AI Batchサービスと深層学習GUI環境「CSLAIER」、深層学習用ハイエンドPC「DEEPstation」を連携させた「DEEPstation for Microsoft Azure」を新たに開発する。「DEEPstation」は最先端Pascal世代のGPUを搭載した深層学習用ハイエンドPCとして、すでに200拠点以上の国立研究機関、国立大学、私立大学、研究所などで利用されているが、オンプレミスのGPU量には限界があり、人工知能を訓練する時間の爆発的な増大が問題になっているという。
今回ハイブリッドモデルを発売することで、クラウドならではの利点を活かし、Microsoft Azure上のGPUへのオフロードや、Hyper Parameterのグリッドサーチなどを手軽に実現するとしている。
2. 人材育成
社会人エンジニア向けの深層学習ハンズオンセミナーを過去400人以上に提供してきた実績を活かし、Microsoft Corporationが展開する深層学習人材トレーニングプログラムへの、ワールドワイドで展開するコンテンツ提供、講師派遣、講座実施を行う。初回のトレーニングは8月4日長岡市で予定しており、今後、全国に展開していく。
3. マーケティング
日本マイクロソフトが推進する、深層学習でビジネス課題を解決したいユーザーと深層学習のコンサルティングや展開を行う企業とのマッチングの場としてのコミュニティ「Deep Learning Lab」において、そのコミッティメンバーとして参画し、コミュニティイベントを継続的に企画する。