「マイクロソフト古賀啓一郎の「今月のケースファイル」」連載一覧
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2015/01/14
「今月のケースファイル」あとがきにかえて
早いものでこの連載が始まってから1年ちょっと経ちました。今回が最終回です。晴々した気持ちでおります。ちょうど2年くらい前、編集の小泉さんからこの連載のお話をいただいたのですが、その時は正直言って「え、ムリ…」という気持ちでした。その頃は忙しかったし、安易に引き受けてうまく時間がつくれなかったなんてことになるとご迷惑がかかると思ったのです。
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2014/10/10
根深かったNUMAの問題 Part 2
SQL Server 2012の時と違うのは、急激なメモリアロケーションだけで、解放処理が行われていないことです。Standby Cacheが溜まっていることから、前回と同じようにNUMAに関する問題の可能性が高いのですが、SQL Server 2012では、メモリマネージャが大きく変わっているので、これは異なる問題です。この問題を調査するには現象を再現させて、詳細を調査するしかないと思いました。
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2014/09/19
根深かったNUMAの問題 Part 1
ある日、お客様から「SQL Server 2012が異常な動作をする。」と報告を受けました。パフォーマンステストをしていると、突然、急激なメモリの確保と解放が発生し、この間ユーザートランザクションのスループットが低下してしまうらしいのです。
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2014/06/11
トランザクションログファイルが拡張できない
今回取り上げる案件は、ディスクスペースが余っているのに、なぜかトランザクションがログファイルフルでエラーになるというもの。不思議なことが起こりますねぇ。
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2014/04/11
CPU使用率が高い?―謎のスパイクを追え!
過去に担当した案件を漁っていて、「そういえば、こんなことあったなぁ」というものを見つけました。SQL Serverが稼働しているサーバーのCPU使用率が、なぜか定期的にスパイクするというものです。
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2014/03/19
めんどうくさいSQL Serverのデバッグ
ある時、SQL Serverがメモリダンプ出力したのでそれを解析してほしいという話が来ました。SQL Serverは、access violationなどのエラーが発生すると障害解析用にメモリダンプを出力するのです。
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2014/02/04
ハロウィーンはつらいよ
お客様のシステム アップグレード プロジェクト(SQL Server 2005からSQL Server2008)で、あるバッチ処理がまったく終わらないという問題が発生しました。本番を1~2ヶ月後に控えていたので、これは緊急事態です。
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2014/01/08
消えたパフォーマンス―ボトルネックを探せ!
どのような経緯だったのかはすっかり忘れてしまったのですが、あるお客様がSQL Server 2000で思ったほどパフォーマンスが出ないので調査してほしいという話が私のところに来ました。詳しく話を聞いてみると…
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2013/10/15
新米SQL Serverエンジニアを襲った「メモリが足りない」現象とは?!
こんにちは。日本マイクロソフト Premier Field Engineeringの古賀です。今回から新しく始まる連載「今月のケースファイル」は、私がこれまでに扱った印象に残っている案件を紹介していきます。基本的に紹介する内容は事実に基づいていますが、脚色をしていますし、場合によっては一部実際に起きた内容と異なる部分があるかもしれません。あまり硬い内容にするつもりはないので、気楽に読んでもらえたら幸いです。これといって何か勉強できることがあるかはわかりませんが、ひょっとしたら、少しは教訓みたいな...